寺院のご住職・ご僧侶、職員・寺族のみなさまへ | 株式会社しゅうごう

お取り組みをご一緒するみなさまへ

TOP  - 

寺院のご住職・ご僧侶、職員・寺族のみなさまへ

寺院のご住職・ご僧侶、職員・寺族のみなさまへ

寺院のご住職・ご僧侶、職員・寺族のみなさまへ

時代の推移とともに日本の家族も変化し、現在では核家族や単身家族がその大多数を占めるようになりました。
現代社会における家族では、高齢になって付き合いがある人間関係がほぼなくなった。子がいない。家を継ぐ子がいない、あるいは子がいても遠くに住んでいる。生涯未婚・独身..など、個々の事情を抱えています。

これらの変容は「身内だけで」「火葬のみでよい」といったように故人のお見送り、葬送も小さく、簡素なものになっていくことにも関係しています。同時に、「死」というものが市場に最適化され、役割も効率的に細分化されてきた結果、儀式が形骸化し、寺社や仏教そのものが非日常的なものとなってしまったとも感じています。

一方、寺社には古き良き、社会に供する有形無形の資産があるもののその大半が人知れず眠ってはいないでしょうか。
有効活用する術はまだたくさんあると考えていますが、一例として、小さな葬送・葬儀なら、宗教者・僧侶自らが主体となり、寺社という空間を使うことでも、人や社会に貢献できる可能性が多分にあります。

また、春夏秋冬、日々のお勤めを通じて宗教者や寺族、職員さんが掃き清め、長い年月欠かさず祈り続けてきた寺社の時間と空間には、大切な故人をお見送りするにふさわしい要素が備わっています。それらは公営斎場や葬儀会館にはないもので、交通アクセスや利便性、効率性だけでは比べられない、稀有な価値、地域の資産と言っても過言ではないと考えています。

寺社に求められる社会の要請とはなんでしょうか。社会や家族構造が変化した昨今、旧来制度や慣例を維持することが本質ではありませんが、「承継者がいない」「単身世帯の増加」ということは、寺社のもつ潜在力を活かす一つの良き契機でもあると捉えています。

同時に、人と人とのつながりが薄れ、孤独や不安に覚える方たちの心のケア、あるいはそのような人が亡くなったときのお骨の管理と供養など、寺社が果たせる役割は決して少なくありません。

寺社の宗教者・僧侶は、故人に引導を渡すことはもとより、人々の生老病死に向き合い、これからを心平らかに、よりよく生きていくためにご相伴するのが一つの務めでもあるわけですが、そのために日々研鑽を積んでいる方々を、私たちは支援したいと思っています。

一滴一滴の水はそれ自体ではとても小さいものです。ただ、それらが集まり、大河となることで社会に大きな変化をもたらすことができます。豊かさとはなにかを再定義し、今こそ量ではなく質に意識を向けるときであるとも感じています。

私たちはその“一滴”を集めてうねりとし、持続可能で豊かな社会の実現を可能にするために、寺社のもつ資産を有効活用し、よき社会インフラにしていきたいと思っています。

しゅうごう 代表取締役 西本 暢

しゅうごうしませんか?

しゅうごうの取り組みに共感いただいた方、是非お会いしましょう!
アイデア相談、いつでもご連絡ください。

詳細はこちら