しゅうごうしたメンバー
全国各地から、お寺・地域活性の魅力に共感したメンバーがあつまり、活動しています。
人が集まれば、思いもよらない出会いや繋がり、きっかけ、アイデアも集まります。
一滴一滴の水は、それ自体ではとても小さいですが、その“一滴” がいつか大河となり、
社会に大きな変化をもたらすことができるはず。
私たちは、そう信じています。
あなたも一緒に、しゅうごうしませんか?
ひとつひとつ、ていねいに。どろくさく。
寺社だからこそ創れる可能性を信じて
Member
しゅうごうした
メンバー
代表メッセージ
和而不同
(和して同ぜず)
西本 暢TORU NISHIMOTO
私について和而不同
(和して同ぜず)
代表取締役西本 暢
【 「しゅうごう」に込めた想い 】
机は机の神さま、お茶わんにはお茶わんの神さま、トイレにも、葉っぱにも・・・神さまや仏さまがあちらにもこちらにも宿る。
私も国外でさまざまな宗教や信仰をもつ方と接触してきましたが、一神教の方からみると、あちらもこちらも・・と、八百万やおろずの神さまや仏さまを拝む日本人は一見してとても奇異に思えます。
子供が産まれた時は神社、結婚するときは教会のチャペル、お墓参りやお葬式はお寺。年末年始にいたってはクリスマスから、お寺で除夜の鐘、神社での初詣とおみくじ・・・。聞けば、たいていの方が「無宗教」、「強いて言えば・・・。仏教かな」などと仰られるわけです。
日本人の大半がその節目節目に、あちこち駆け回って手を合わせる姿に、(物心つく前から一つの仏を信仰してきた私としても)とても不思議な感覚を抱いてきました。
こうした日本人の信仰に対する根底には、日本古来の土着の神さまに対する信仰と、大陸から伝来した仏教が密接に結びついて融合、調和し、長い年月を経て育まれた「神仏習合しんぶつしゅうごう」という背景があります。神社の本殿に仏像が祀られていたり、仏教寺院の境内に鳥居や神殿が構えられていたりするのは、その一例でもあります。
見かたを変えると、(神仏)習合しゅうごうというものには、祈りや信じる対象をときどきによって変えられる”しなやかさ”があるのではないでしょうか。無常の世を平安、平穏に生き抜こうとする日本人ならでは智慧と中庸が、習合しゅうごうにあると感じています。
この数年、コロナ禍で世の中のさまざまなことが変わりました。
集まりたくても集まれない。集まってもいけない。人と人が密であることが禁じられ、集まることも後ろめたい。
幸い、私たちはいつでもどこでも情報にアクセスでき、直接人に会わずともオンラインを利用することで、仕事や生活など、必要なことはたいがいネットで事足りるようになりました。
ただ、私たち人は、一人では生きられないとても弱い生き物でもあります。特に、孤独というものに対しては圧倒的に弱く、誰しも恐れを覚えます。
これから先、いくらデジタル社会が浸透したとしても、家族や友人、共通の想いをもつ仲間たちと同じ時間、同じ空間、心を通わせ、時に触れあい、ともに過ごす機会は代えがたい価値でもあります。
「人々が集い合う」ことの大切さ、有難さが以前にも増してより強く感じられる今。人と人が出会い、集合しゅうごうする心身の充足と豊かさを感じられる場をつくっていきたい・・・という想い。
それらを「しゅうごう」という社名にこめています。
Profile
代表取締役社長 西本 暢
大学卒業後、国内外で20近い事業や組織、インターネット関連サービスを立ち上げる。2008年、株式会社鎌倉新書入社。常務取締役就任。同社が十数人の出版社時代を経てライフエンディングのプラットフォーム事業基盤を確立させて上場、IT企業として10年で10倍以上の規模の拡大、東証一部鞍替えを果たすまで、組織の牽引役として事業と経営の中核を担う。
人材サービス系ベンチャー株式会社リアライブの取締役兼COO、東証グロース市場のリユース・テック企業 株式会社Buysell Technologiesの社長室長兼執行役員を経て、2021年9月、株式会社しゅうごうを設立。代表取締役就任。
CLOSE
ONISHI KATSUYUKI
大西 克幸
私についてお寺を中心とした、
循環型地域社会を
取締役特別顧問大西 克幸
地域コミュニティ崩壊…ということが危惧されて久しい昨今ですが、「お寺」に地域のホットステーション、プラットホームのようなハブの役割を果たしてもらうことで、地方創生の一角を担う可能性があると考えています。
実際にこれまでの活動を通して、社会的なニーズも含めた手応えを感じており、なかでも「お寺」×「地域」×「農業」というテーマで数年前から活動している「下中玉ねぎプロジェクト」があります。
「農業をやってみたい」「お寺の清掃をしてみたい」というお声が多数あり、「それならば!」ということで、お寺を起点にして試行錯誤しながら始めてみたわけなのです。
今では、お寺のお坊さんはじめ、地域の方々、学生たち、料理人など、多くの方が参加され、一緒に楽しく活動していますが、仲間がまた新たな仲間を呼ぶといったかたちで、お寺を起点にしたコミュニティ、サイクルができています。
お寺に寄付された農地、いわゆる「耕作放棄地」を地元の農家の方たちの指導と協力を仰ぎながら、東大生農学部の学生や、周辺の方たちと開墾し、収穫までもっていきます。
大手企業でバリバリ前線で活躍されていた方が、精神的に病んでしまったり、突然会社に行けなくなってしまうケースが近年では増えていますが、農業通してお寺に関わってもらうことで、心の安らぎや平穏をゆっくりと取り戻していった事例も少なくありません。
「土いじり」には、人を原点に帰らせる力のようなものがあると感じています。
次の展開にもつながっているのですが、東京大学の学生たちと一緒に、先端技術やテクノロジーを活用したスマート農業「陸上養殖」という企画も温めています。
現在の日本では、農地余り、耕作放棄地の増加、後継者不在をはじめ、課題山積みで、農業も漁業も苦難の時代です。
「どうしたものか?何かできることはないか?」と学生・地域の方・お坊さんとあれこれ議論をかさねたところ、「陸の耕作放棄地を活用しての車エビ養殖」にたどり着きました。実際、サーモンやカキなども陸上養殖で育てる動きが出てきていますが、陸上養殖にはエサの残骸などによる海洋汚染のリスクがほとんどありません。海水・湖水などから細菌やウイルスなどが侵入する危険も少ないというメリットがあります。 、同時に耕作放棄地や空き施設などの有効活用にもつながるわけですが、「陸の腐葉土を餌にして車エビを育て、エビの殻やカスを水耕栽培にも循環させていく」モデルをつくっていくために、研究者はじめ、学生・地域・お寺・料理人たち、と準備をはじめています。
「玉ねぎ」 の次は「東大 車エビ」で行こう!次は誰を巻き込もうか!とみんなで楽しく活動しています。
「玉ねぎの農地」も「車エビの陸上養殖用地」も、お寺が提供した土地なのです。お寺の用地は、「墓地にするだけ」が用途ではありません。
SDGsサイクルに乗せ、お寺を中心に循環型地域社会をつくり、あらたな価値を還元していくモデルには、今の日本に新しい光が差し込る利点と魅力がたっぷり詰まっていると感じます。そういった一連の工程を通じて、寺社や地域、人が再生されていく姿を感じられることが、一番の喜びであり、大きなやりがいに繋がっています。
また、お寺やお坊さんが積極的に関わることで、寺院としての大切な法事・法要・葬儀といった法務、既存の檀家さんとの関係強化、ひいては新しいご縁の創生にもつながってきます。前述の玉ねぎ・車エビでタイアップしたお寺は、檀家さんの法事の依頼率が100%なのです。つまり、回忌法要などの先祖供養において、一つも欠かしたり、とばしたりすることなく、すべての檀家さんがきちんとお寺に法事・法要を依頼しているということになります。人口の少ない地域ではありますが、新しい檀家さんや次世代の新縁との繋がりも増えているようです。
昨今では、檀家さんとの接点や関係が希薄になっているお寺が大半です。
「寺院消滅」や「檀家離れ」ともいわれていますが、この寺院さんは檀家さんとの信頼関係をしっかり築きながら、社会ともきちんと向き合い、地域と共生している良いロールモデルの一つでもあります。
種を撒き、育て、収穫をするといった一連の流れには、人として生きるための根源的なものがあります。
仲間と汗を流しながら一心に作業し、自然からいただいた恵みに喜び、感謝すること。
「ありがとう」、「いただきます」という言葉が、自然に内面から出てくること。こういったことは、いわば普遍的な宗教観に通ずるものであり、活動を通して多宗教的な儀礼をおこなっているような感覚すら覚えています。
昨今の「短時間で」「ネットで」「効率的に」では得られないものですが、自らの身体と五感をフル活用してリアルに実践するサイクル、寺社を核とした場づくり、コミュニティ形成には色々な可能性を感じています。
歴史的な本堂や建物、空間の中の佇まいや空気感も含め、寺社にはもともと高いハードとしてのポテンシャルが備わっています。
ただ、お寺や神社のロケーションはいいけど、住職とか宮司はどっちでもいい、要らないというのでは困るわけで、ハードとソフトの両輪、ハードとしてのポテンシャルを活かしながら、お坊さんや宮司さんと一体になったソフトをどのように再生していくかということが、とても重要になります。
しゅうごうの「てらそうそう」のお葬式も、ハコ・モノとしての利用ではなく、宗教者も含めたソフトを大事にした設計としていますが、。
今を生きる人の心が癒され、人が再生できる場であることが本質的な価値だと考えています。
寺社は、葬儀やお墓といった仏事ごとや、御祈祷をするだけの場所ではなく、社会で目標や生きる価値を見失ってしまったしまった方の癒しの場としての役割もあるわけです。寺社のハードとソフトにはそんな環境とポテンシャルが秘められた「再生の場」としての役割、そして社会の要請があると感じています。
「生きる意味や価値とはなんだろうか」「自分は何のために生を受けてきたのか」といったように、、ひとりの人間として「生きる」という根幹的な問いが、このコロナ禍において一層浮き彫りになりました。
自分を見つめなおし、元気な自分を取り戻していく救いの場としての寺社。 「祈る」、「お願いする」、「供養する」といったことだけではなく、不安や迷いを抱えた人たちをどう救っていくのか、気持ちや心をととのえていく場をどう提供していくのか。
個々の寺社も、檀家さんや氏子さん、本山だけをみていればよいのではなく、これからどのように社会に貢献していくのか、役に立っていくのかという、「外向きの発想と実践」が問われています。
もちろん、「こうあるべき」という正解があるわけではありません。
寺社にもそれぞれの個性がありますし、それぞれの特性を生かしたやり方があっていいと思っています。
私たちは、機械的・効率的な流れ作業ではなく、土いじり同様、「手触り感」のような感覚を大切にしていますが、寺社が社会の橋渡し、人間再生の場、環境づくりができるように、私たちが少しでも力になれればと思っています。
今を生きる人たちのために、寺社が社会の受け皿となれるよう、全国のお坊さんや宮司さん、その周辺の仲間とともに、よき一石を投じていければ望外の喜びです。
「玉ねぎの農地」も「車エビの陸上養殖用地」も、お寺が提供した土地なのです。お寺の用地は、「墓地にするだけ」が用途ではありません。
SDGsサイクルに乗せ、お寺を中心に循環型地域社会をつくり、あらたな価値を還元していくモデルには、今の日本に新しい光が差し込る利点と魅力がたっぷり詰まっていると感じます。そういった一連の工程を通じて、寺社や地域、人が再生されていく姿を感じられることが、一番の喜びであり、大きなやりがいに繋がっています。
Profile
大西 克幸(おおにし・かつゆき)
株式会社ビジネスコンサルタント入社。2004年光石南青山取締役副社長。
朝霞青年会議所理事長、日本青年会議所議長、NPO法人全国てらこやネットワーク理事長を歴任。
現在は、株式会社彩プロダクツ代表取締役、農業法人アグリアンCOO、株式会社しゅうごう取締役特別顧問を兼任。
著書「現代版「てらこや」のススメ」詳細はこちら
CLOSE
TAKESHI HORISHITA
堀下 剛司
私についてニッポンを優しく
取締役堀下 剛司
【 どんなことをしてきた? 】
IT企業で一貫してwebプロデューサー、企画の道を進んでいました。
2011年3月11日。人生の転機となることが起こりました。
東日本大震災。
震災の中でも助け合い、他者を慈しみ、ありがとうを伝える人々の姿。日本人であることの誇りと素晴らしさに感動すらしました。
日本人ってすごい!
その源泉を辿っていくと、古来からの教え、信仰があるのではないか。
現代の閉塞した社会にこそ、宗教者の言葉は響くはずと確信したのです。
震災から1年後、回答者全員お坊さんのQ&Aサイト「hasunoha(ハスノハ)」として、その思いは形になりました。
10年経ったいま、hasunohaは月に100万回アクセスされるまでになりました。宗教離れした社会と僧侶を繋ぐ新しいプラットフォームとして、現在もその規模を拡大しています。
hasunohaには、悩みや苦しみに真摯に答えてくれるお坊さんがたくさんいます。苦に向き合う僧侶の言葉は救いです。
お坊さんの言葉に触れながら、私自身、損得が幸福の尺度になっている現代の資本主義社会において、善に目を向けた本当の幸せのあり方を日々考えています。
hasunoha(ハスノハ)
https://hasunoha.jp/
【 しゅうごうでの想い 】
前職の鎌倉新書時代に、西本さんと出会い、その型破りな人柄に惚れていました。時を経て、西本さんが会社を起ち上げるという。
しゅうごう!
「寺社を地域と社会に開かれたよりどころへ」の理念に共鳴し、寺社本来の価値を今を生きる人々へ共に伝えていきたいと考えています。
そしてもう一つ、hasunohaを通して知り合った、善行を積む宗教者の皆様が檀信徒さんや地域の人々にもっと愛されるお手伝いをすることで、恩返しをしたいとも思っています。
hasunohaは、しゅうごうの共同事業パートナーとして共に活動しています。
Profile
ヤフー、グリー、鎌倉新書などのIT企業でwebプロデューサー、企画を歴任。企業で働く傍ら、2012年に個人でhasunohaを立ち上げる。2018年独立し、ロータスリーフ合同会社を設立。CEOとしてhasunohaをはじめとした活動を展開中。
代表ブログ「hasunoha(ハスノハ)/ そらノート」
CLOSE
HAZUKI NAITO
内藤 葉月
私について次世代・新縁と
寺社をつなぐかけはしに
コンテンツPD・LINE統括内藤 葉月
「しゅうごうのLINE」では、” 寺社情報を確実に利用者へ届けること “はもちろんのこと、” 世代をこえて、切れない繋がりを育むこと ” に特にこだわって、独自に企画開発を進めています。
実際に、効果を実感いただく寺社が多いことも、強く励みになっています。
日々、寺社みなさまと丁寧にアイデア交換を重ねながら、新たな機能を作ってはリリース…と積極的に活動しておりますが、私たちの試行錯誤の軌跡が、寺社のチャレンジへお役にたてるのであればとても嬉しく存じます。
WEB・SNS関連でおや?どうしたものか?とこまった際に気軽に聞ける、「寺社を裏側で支える、身近なWEB担当」としても、ぜひ頼っていただければ幸いです。
CLOSE
KEIKO SUGRE
勝 桂子
私について離檀料も争続も
仏教的に解決!
勝 桂子
【 どんなことをしてきた? 】
幼少のころ。一人っ子でのほほんとしていたら、スパルタな母から「そんなんじゃ競争社会を生きていけない!」と叱責された。
小学校1年の学級文庫にあった漫画『おしゃかさま』を雨の日に読んだら、「争わなくていい、と言ってくれている人がいる!
しかもたぶん、世界じゅうで有名な人」と落涙。以後、釈尊への恩返しに邁進。
高校時代は般若心経を写経。なぜか仏教系大学には見向きもせず国際基督教大学で仏教思想史専攻。
PARCOでイベント制作4年、雑誌記者として演劇人の取材を15年を経て、子育て中に行政書士資格取得。
「葬送を考える行政書士」として活動中に、僧侶や神職、葬祭業者とのつながりができる。
任意団体ひとなみを主宰し、宗教者と専門職と一般市民が車座で語らえる座談会を随時開催。
3・11のあと、知人僧侶から続々寄せられた被災地支援の様子をまとめ、『いいお坊さん ひどいお坊さん』上梓(2011、ベスト新書)。
全国12以上の宗派、4000人以上の僧侶に向け講演。
近年は言霊学と、釈尊が城を出る前に学ばれたであろうヴェーダ思想を学んでいる。
【 しゅうごうでの想い 】
7年前から、「お寺は地域の親戚代わり/お寺は看とりステーションに」をテーマに講演してきた。お寺をハブとして、葬祭業者や医師、看護師、カウンセラー、ケースワーカー、社会福祉士、後見や相続を担当する士業など地域の縁がひろがり、誰もが看とりの不安なく安心して年齢を重ねられる社会に。
しかし実現には、現状多くの寺で当然となっている「一対一の檀徒関係」を解体し、人が集い死生についてざっくばらんに語らう半世紀前の寺院像をとりもどすことが必須。このため「いきつけ寺院をみつけるスマートな隠居塾」を展開。寺の総代、責任役員になりたいと思える人を増やすと同時に、寺院にもコンプライアンス向上を呼びかける。
人々を寺へしゅうごうさせよう、と孤軍奮闘していたところへ、hasunoha堀下氏の旧知の西本氏がしゅうごうを起業するという。
期せずして、縁はつながった。
Profile
勝 桂子(すぐれ・けいこ)
特定行政書士、葬祭カウンセラー、ファイナンシャル・プランナー。
遺言、相続、改葬、任意後見、死後事務委任などエンディング分野の実務に応じる。
『心が軽くなる仏教とのつきあいかた』(2017 啓文社書房)、『いいお坊さん ひどいお坊さん』(2011 ベスト新書)著者として各地の僧侶研修、一般向け講座などに登壇。
また、任意団体ひとなみを主宰し、宗教者や医師、士業者、葬送分野の専門家と一般のかたをまじえた座談会を随時開催。2023年夏~、オンラインで「スマートな隠居塾」を開講。
東京都行政書士会板橋支部役員(ICT、防災、空き家担当)。民生児童委員。ユニバーサルマナー検定取得済み。
Amazon著者セントラル
TikTok
CLOSE